【精霊の守り人】ノギ屋の弁当風鶏飯を作りました。
私の好きな本ナンバーワンと言っても過言ではな本。
言わずと知れた上橋菜穂子さんが書いている「守り人」シリーズ第一弾です。
ご存知の方も多いと思いますが、去年本屋大賞を受賞されていたあの方です!「鹿の王」で。
私、本当に好きで、この本。(笑)7〜8年前位に知ってからというものの、好きすぎて、読みすぎて、文庫本を持っているのですが、全て擦り切れてボロボロになっているくらい読み込んでいます。
何がいいかって、緻密に練られた壮大な架空の世界(モデルとなっているのはアジア圏)の中で、登場人物の息遣い、美味しそうな食事の匂い、風の音、張り詰めた空気…を感じる描写が堪らないのです。登場人物が物語の中で生きてるのではなくて、現実世界で生きている、そんな風に感じさせてくれる物語物語なのです!
どんな内容かというと(私が説明するより引用。分かりやすいでしょ。笑)
舞台となるのは、異界と人の世界が交錯する世界 ── 。
腕ききの女用心棒・バルサはある日、川におちた新ヨゴ皇国の第二皇子・チャグムを助ける。チャグムは、その身に得体の知れない”おそろしいモノ”を宿したため、「威信に傷がつく」ことをおそれる父、帝によって暗殺されそうになっていたのだ。
チャグムの母・二ノ妃から、チャグムを守るよう依頼を受けたバルサは、幼ななじみの薬草師・タンダの元へ身を寄せる。そして、バルサとチャグムは、タンダとその師である呪術師のトロガイから驚くべきことを告げられるのだった ── チャグムに宿ったのは、異界の水の精霊の「卵」であること、孵化まで守らないと大干ばつがおこること、そして、異界の魔物がその「卵」をねらってやってくること ── 。
帝のはなつ追っ手、さらに人の世の力をこえた危険から、バルサはチャグムを守り抜けるのか? バルサとチャグムの出会いから始まる、「守り人」シリーズの第1作。
とまあ、ざっくり引用させて頂きました。ありがとうございます。
要は、主人公のバルサ(三十路の女性、女用心棒)が、ふとしたきっかけで父親である帝により命を狙われている国の第二皇子チャグムの用心棒をすることになり、てんやわんや…(詳しくは読んでください笑)
ちょっとあらすじを読んだ感じだと、「?」となる方が多いと思いますが(私も初めはそうだった)、読み進めこの慣れないカタカナの名前や世界観に馴染んだ頃には、知らぬ間に最後のページを捲っています。本当です。それくらいどっぷりハマってしまう。
本題に戻りますが、この本の中には主人公が食べる沢山の美味しそうな料理が出て来ます。実際、私は本を読んでいて涎が出そうになる、いや、出ていました。笑
その数々の美味しそうな料理の中でも、ダントツで食べたかった料理!!
それが、トーヤが買ってきた
あつあつノギ屋のタレがたっぷりかかった鶏肉のっけ弁当 !!
(ノギ屋とはお店の名前です)
なんかい滴ってくる涎を飲み込んだことでしょう。
疲弊しているバルサとチャグムに、トーヤ(頼まれ屋の男の子)がちゃっかり二人のために買ってきた熱々のお弁当!(またここの食べ物のシーンの描写が素晴らしく上手)
ー私も食べないわけにはいかないー
素晴らしいことに、世には守り人シリーズの料理の再現本(公式)が出ているではないか!!
もう二年前位になりますが、作りました。再現レシピを元に。こんな感じで。
鶏ももをカリカリに焼いて、おろしたリンゴを甘辛いソースに混ぜてのっけました。山椒がピリリと効いていて美味しい。
んー美味しかったなあ。。。ご飯が進む進む。定番化したいメニュー。
緑の野菜は菜の花です。レシピには載ってないけど。笑 バランス考えて付け合せに。
本当は竹の皮かなんかに包みたかったのですが、手持ちになく、お皿で頂きました。
レシピはとっても簡単なのですが、如何せんネットに載せてもいいものか分からず、のせるのはやめておこう…と思います。
照り焼きソースに、すりりんごと山椒(粉)を入れて鶏肉に絡めたら、まあ美味しい。やつです。
反省点としては、ちょっとあっさりしすぎた感があるのでもう少しこってり目な味付けにすれば良かったかな、と。
ちなみに精霊の守り人はNHKで何年か前に素晴らしいアニメ化されているので、是非そちらもチェックしては。私はアニメからハマった口です。バルサの戦闘シーンは必見です!
また作ってたーべよっと!!
は!シータの再現ご飯も作らなきゃ。